代謝性疾患 | 周南病院

④ 代謝性疾患

  • ● 糖尿病
  • 現在、日本では約890万人に糖尿病の疑いがあるといわれています。
    典型的な徴候は、多尿、多飲、多食で無症状のことが多いです。無治療で放っておくと 体重減少や疲労感、視野狭窄といった症状がみられるようになり、さらに悪化すると意識障害をおこしてしまいます。
    糖尿病は生活習慣病なので、食生活を見直し、運動習慣をつけることが大切です。
    健康的な体重を維持できると糖尿病は良好な治療経過をたどります。
    また、症状や体調によって、お薬の量を調整しなくてはならないので、患者さんご自身が病識をもって、病気と向き合うことが大切です。
    血糖値を良好に保つことは、神経疾患や心血管系疾患、腎疾患といった合併症の予防につながります。
  • ● 肥満 / メタボリックシンドローム
  • メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも呼ばれ、腹腔内(主に腸のまわり)にたまった内臓脂肪によって、高血圧や糖尿病、高脂血症が引き起こされている状態のことを指します。
    肥満やメタボリックシンドロームのはじまりは、食べすぎや飲みすぎ、運動不足といった生活習慣の乱れです。
    不摂生の積み重ねで内臓脂肪が増えると、たまった内臓脂肪から高血圧や高脂血症を引き起こすホルモンが分泌されます。
    同時に糖尿病を防ぐホルモンの分泌が減少するので、高血圧、高脂血症、糖尿病といった症状が引き起こされます。
    肥満やメタボリックシンドロームを解消するには、正しい食生活と運動習慣はかかせません。
  • ● 骨粗鬆症
  • 骨の形成と骨の吸収のバランスが崩れた結果、骨密度が低くなり、骨折のリスクが高まった状態です。
    女性の半数以上、男性の約1/3の人が、生涯のうちで骨粗鬆症による骨折を経験するといわれています。
    高齢者では、骨折後の1年以内の死亡率が20%近く増加してしまいます。
    骨粗鬆症による骨折の予防
  • 骨密度を上げるための内服、栄養指導
  • ⇒ ⇒ ⇒  外来、栄養指導
  • 転倒、転倒予防のためにバリアフリーにする
  • ⇒ ⇒ ⇒  医療福祉サポートセンター
  • 視力・聴力を補正する
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  • 筋力増強運動で筋力を保つ
  • ⇒ ⇒ ⇒  tecu50+
  • 体重負荷運動で骨の強度を上げる
  • ⇒ ⇒ ⇒  tecu50+
  • ● 高脂血症(脂質異常症)
  • 高脂血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が増加した状態です。
    過剰なコレステロールや中性脂肪は動脈硬化や血栓症といった病気を引き起こす可能性があります。
    高脂血症は、食べすぎやアルコールの飲みすぎ、喫煙といった生活習慣の乱れによって発症し、食事療法や禁煙、運動習慣が必須です。
  • ● 意図しない体重減少
  • 60歳以上で5~10%の体重減少は、重篤な疾患の予兆であることがあります。
    一般的な原因としては、悪性腫瘍や消化管の疾患、精神疾患などがあげられます。
    まれに、心不全の増加やCODP、慢性の炎症でもおこってきます。
    ダイエットをしていないのに、急に体重が減ってしまったときは、精査が必要です。